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京料理 よこい 東京本店
秋の和を楽しもうの会。
会席料理1万円+酒代。1人15000円になった、4人パーティー。
今回は、あまりの美しさについ写真を撮ってしまった。
普段はあまり撮らない。あまりというか、まったくだな。
ともあれ、見た目の美しさに負けない美味だった。
文句の付け所がほとんどない。絶品和食を堪能してきた。
ただ、日本酒の品揃えがイマイチ。
リストもなく、日本酒の分かる店員もいなかったのは大きなマイナス。
値段も内容も分からず頼むしかなかったので、金銭的に怖い人は行かない方がいい。
まぁ、それなりにメジャーな日本酒ばっかりだったけどね。だからこそ、イマイチ。
京料理なんだから、京都の酒をメインに置いておくくらいの意気込みが欲しい。
焼酎もあるようだったが、無粋なので遠慮した。やはり、日本料理には日本酒に限る。
◎前菜
ぎんなん、その下には海老のしおから、サンマの焼き寿司(ウニ&イクラ)、海老、小魚の甘露煮、子持ち昆布、サツマイモ、一番下のもみじ型のものはクリームチーズ的な豆腐的ななにか
評判良かったのは、海老のしおからかな。クリームチーズ的なもみじも、不思議に美味しかった。サツマイモは、練って成形し直していると思う。ウニ超でかい。
ちなみに、子持ち昆布はニシンの卵……というか、要するに数の子。だから食感は同じ(昆布の分だけ違う)。……俺も詳細は知らなかった。
ここまでは生ビール。グラスも可愛らしい感じだった。
◎椀物
松茸と生麩、卵焼きに見えるのはハモそうめんの入った卵豆腐、めねぎ、ゆず
和食の華、お椀。涙出るほど、ダシが旨かった。ひたすら旨い。松茸しゃきしゃき。ハモそうめんフワフワ。香りも味も特級品。
ここから日本酒に。都合、6合飲んだ。1合ずつ、とっくりが違う。途中でお猪口(江戸切り子)も変えてくれた。
◎お造り
ヒラメ、ヒラメの縁側、赤貝(ヒモ&貝柱もあり)、左のはサヨリの中にカワハギの肝が巻き込んである、赤いのはミニトマト
ヒラメは昆布でしめてるのかと思ったくらいうまみが強かった。でも、天然というだけだった(店主に聞いた)。しかし、翌日には熟成してもっと旨くなると言う……ふざけるな!これ以上旨くなるだと!?
しかも、カワハギの肝を巻き込んだサヨリが旨すぎた。
◎焼き物
本マグロの西京焼き、れんこんの甘酢漬け(隠し包丁が入ってる)、赤いのはなんだろう?木の実(甘酸っぱい)、はじかみ、すだち
真打ち登場。一見すると豚の角煮。しかしマグロ。あぶらテッカテカのツヤッツヤ。焼き具合完璧。甘み、塩気、食感、うまみ、香り、なにもかもがパーフェクト。すだちを搾るのがもったいない……しかし、搾るとまた旨い!
れんこんの甘酢漬け……縦に10本くらい切れ込みが入ってる。食感の妙がたまらない。赤い木の実は、なんだろう? 中に大きな種が入ってた。
◎煮物
鴨、さといも、しいたけ、にんじん、さやえんどう
鴨のうまみが凄すぎる。さといもが甘くて超旨い。ニンジンとサヤエンドウはさっと煮付けただけでしゃっきり。しいたけはうまみジュワジュワ。当然、汁まで飲み干す。
……鴨南蛮が食いたくなった。
◎酢の物
ほたて、焼きサバ、蟹を大根(カブ?)で巻いてる、もずく、みょうが、一番上の白いのはナシ
梨に笑うw 箸休め・口直しなのだろう。酢は利きすぎておらず、えぐくなかったのがいい。
◎食事
松茸とシメジの炊き込み、大根と茄子と茗荷の漬け物
うまみのシメジ、香りの松茸。三つ葉が爽やかさを出した、完璧なる炊き込みご飯。軽く3杯はいける……けど、十分お腹いっぱい。
香の物が、なんか妙な味がした。特に大根。なにで漬けてるんだろう?
◎水菓子
メロン
高級フルーツの代名詞。美味しかったけど、むしろ和菓子と抹茶、くらいの勢いでも良かったかも。浅草なんだしねw
返す返すも、日本酒の品揃えの悪さにガッカリする。しかも値が張る。日本酒のプロを入れるか、もっと勉強した方がいい。いろんな意味で。
しかし、料理は本物だ。本物過ぎて、へたな和食が食べられなくなりそうで怖い。
全員の総合評価では文句なしで、また来たい、ということにはなっているが……
さて、次はどの季節に楽しませてもらおうか。