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小用があって千葉県千葉市へ。
実は思春期を過ごした土地だが、もうずいぶん長いこと足を向けていなかった。
久しぶりに歩いた駅前はずいぶんと様変わりしていたが、小綺麗になった割にはひどく寂れた感が否めない。
そのせいだろうか、食事処を探すのにもずいぶんと苦労させられた。
個人的に店を探す際にまず注目するのはメニュー内容。
イタリアンやフレンチは、メイン食材の名称が入っているメニュー名が多いので分かりやすい。
どんな食材を使ってるのか、そのバリエーションは、値段とのバランスはどうだ、などなど。
このラ・タベルネッタは今回千葉で店を探していて、そのメニュー内容を見て惹きつけられたごくわずかな店のひとつ。
・前菜盛り合わせ
稚鮎のフリット、自家製豚の茹でハムと生ハム、ヒラメのカルパッチョ・キモ添え、トリ貝のオニオン和え
・パン
・ハマグリとウニのリングエッティーネ
・猪肉のラグーソースのパッパルデッレ
・金目鯛のソテー・ゴボウの唐揚げと、カニ肉とレンズ豆の煮込み添え
・様々な肉のグリル
牛肉、骨付きラム、ホロホロ鳥、ウサギ、のトリュフソース・春野菜と山菜を添えて
・デザートプレート
イチゴのティラミス、ラムレーズンのムース、チョコレートムース、のフルーツ添え
・食後の飲み物
ちょっと間違ったり忘れたりしてるかもしれないけど、これで5800円のおまかせフルコース。
1品ごとの量は少ないが、全部食べれば十分過ぎるほどの満足感がある。
飛び抜けて恍惚とするほどのメニューはなかったが、どれも丁寧な仕事がしてあり、味や見た目に文句の付け所はほとんどない。
魚料理が得意なんだろうか、ヒラメのカルパッチョ、ハマグリとウニのパスタ、金目鯛のソテー、イチゴのティラミスが特に美味だった。
個人的には、内容がまったく違ったとはいえパスタが2品続いたことと、グリルのすべてにトリュフソースがかかっていたことがちょっと寂しかった。
パスタはリゾットにしてもいいだろうし、ラビオリなどもありだろう。グリルのソースは2種ほどを使い分けするか、味のアクセントになる薬味をなにか置いて欲しかった。
他に気に入った点は、イタリアビールが置いてあったことと、グラッパの種類が豊富だったこと。
ワインもイタリアものを中心にかなりの数があった。が、イタリアビールを置いてる店は少ないので、迷わずビールをチョイス。
グラッパはメニュー表だけで4種。更に奥には、もう数種類あるとのこと。当然、グラスも専用のもの。ボトルを見せて、その場で注いでくれたのも気持ちいい。
そしてなにより、店員の態度が良かった。
さまざまな挨拶、簡潔な説明、爽やかな笑顔と自信ある態度。
料理の味さえ左右する、気持ち良く食事をするためにもっとも重要なことだ。
繁華街の外れにある小さな店で、行った日は予約で満席だった。
近隣の人々に愛されている店なのだろうと思える。俺も、行って良かったと思えた。
千葉にはなかなか出向かないが、もしまた行く機会があれば今度はアラカルトでいろいろ試してみたい。